ADHDで向いている仕事と向いていない仕事は?
こんにちは、プチです。
前回の記事ではADHDの特徴を私の実体験とともに書いてみました。
今回はADHDに向いている仕事は何か、についてもっとみていきたいと思います。
- ADHDに向いている仕事とはなんなのか
- 人との連携が多い仕事は要注意
- 複数のことを同時にやらないといけない仕事
- 自己判断が求められる仕事
- イレギュラーなことが多い仕事
- スピード重視の仕事・単調な仕事
- ADHDの私の天職はライターだった
ADHDに向いている仕事とはなんなのか
ADHDに向いている仕事・向いていない仕事というのは私もよく見ていました。でも結局、合う合わない、得意不得意は人によって程度の差があると思います。
私は自分以外のADHDの人を知らないのですが、発達障害でも健常者と同じように働いている方はたくさんいるようです。
ADHDの場合、苦手を克服するのではなく、得意なことを伸ばしたほうがいいと言われています。なので、まずは苦手なことを見極めることが大切です。
ADHDなのか私の性格なのかは分かりませんが、私の場合ですと、
・他部署もしくはたくさんの人と連携が多い仕事
・複数のことを同時にやらないといけない仕事
・自己判断が求められる仕事
・スピード重視の仕事
・イレギュラーなことが多い仕事
・単調な仕事
これらを求められる仕事はとても大変でした。でも、社会人としてどれも必要なことなので、ほとんどの仕事が向いていないことになります。
人との連携が多い仕事は要注意
人とのコミュニケーションが苦手な場合、密な連携が必要な職場はかなり神経を使います。
どこの職場でもホウ・レン・ソウ(報告・相談・連絡)がとても大切です。でも私にとっては相談というのがとても難しいことでした。
聞かなきゃいけないということは分かっても、「今忙しいんじゃないか」「こんなことを聞いていいんだろうか」と悩んで動けず、自己判断で行動してしまい、迷惑をかけてしまいました。
複数のことを同時にやらないといけない仕事
複数のことを同時というのは、例えば、コールセンターで電話で会話をしながらパソコンに入力する作業などです。
調理の場合は、野菜を茹でながら魚を焼くとかですね。このあたりは努力と慣れでなんとかなりました。
ただ、これに加え周りの人の動きを把握するというのが苦手でした。
集中すると周りが見えなくなるので、自分と他の人のペースが合っていないことが多々ありました。
自己判断が求められる仕事
ADHDの人は柔軟に物事に対応するということが苦手だといわれます。私もそうでした。
大体良かれと思ってやったことは叱られます。なので手を出さないようにすると「気が利かない」と言われます。
また、私は理解力も乏しく、他の人が1を聞いて10分かることでも、1だと1、よくて2、3くらいまでしか分かりません。
「一々説明しないとわからないのか」と言われたり、「メモを取ってばかりいるな」と言われることもしばしばあります。
一度にたくさん覚えられないので、忘れてしまいもう一度聞くと「さっきも言っただろう」と叱られてしまい、どうしていいのか分からずそこでも軽くパニックになったことがあります。
イレギュラーなことが多い仕事
計画通り、マニュアルどおりにいかないことが多発する仕事も気をつけたほうがいいです。
ADHDはとっさのことに対応することが苦手なので、突然のことがあるとパニックになります。
大体の人は分からないことがあったら「確認します」などと置いて上司に相談したり、過去の経験にもとづいて判断すると思います。
私はそれができず勝手に答えてしまうこともありました。今ではそんなことはありませんが、人に相談するということが頭に浮かばなかったんです。
たまに予想外の問題が起きる程度ならなんとかなるでしょうが、しょっちゅうイレギュラーなことが起きる、もしくは重大な変更がよくある仕事は向いていません。
コールセンターも内容が様々なので、総合的なオペレーターよりも、注文だけ、商品の説明だけなどのようにかかってくる電話内容が絞られたところがいいと思います。
スピード重視の仕事・単調な仕事
私は人に比べてやることが遅いです。なので、質もスピードも重視する職場は大変です。
職場でも自分のペースでコツコツできるところが向いています。
かといって、同じことをひたすら繰り返すような単調な仕事も向いていません。
学生時代に食品工場で働いたことがありましたが、ラインで流れているお弁当に食材を詰める作業なども苦手でした。
ADHDは集中力がかけやすいので同じことを長く続けるよりも短い時間に集中することのほうが向いています。
ADHDの私の天職はライターだった
ADHDの場合は、苦手を減らすよりも得意を伸ばすことが大切です。苦手が何かを洗い出したら今度は得意なことや過ごしやすい雰囲気や場所を探してみましょう。
私の場合はこれまでの経験や職場から
・絵や文章を書く
・パソコン作業が得意
・1人で黙々と仕事をする
・いろんな刺激があり、単調じゃない
・同年代より、母親世代の人とのほうがうまくいく
という点に気づきました。
そしてこれらにぴったりだったのが、ライターという仕事だったんです。
1人でコツコツやる作業で、テーマは毎回違うので刺激を受けます。また、1記事は1時間程度なので1記事書いたら休憩すると集中力も続きます。
新しい仕事を探すなら、まずは自分と向き合って何が得意か、どんな職場なら居心地がいいのかということを考えてみましょう。
仕事内容がよくても人間関係で辞めたこともあるので、どんな人と働きたいのかから決めていくのもいいと思います。