ADHDで仕事が続かない!転職6回繰り返した日々
こんにちは、プチです。
プライベートや仕事では障害を持っていることは隠していましたが、最近は周りに伝え、助けを求めるようにしています。
発達障害は理解をしてもらうことが大切だとようやく実感しました。
- ADHDってどんな病気?特徴や症状は?
- 不注意による仕事でミス連発が辛い!
- ADHDは落ち着きがない?思い込みが激しい?
- プチの転職歴をまとめてみる
- ADHDが仕事が続かないのはなぜ?
- ADHDが仕事を辞めると次が見つからない?
- ADHDが仕事を続けるために
ADHDってどんな病気?特徴や症状は?
私はついこの間までADHDとはどんな病気なのか実はよく知りませんでした。でも「発達障害」という言葉はなんとなく知っていました。
私が発達障害かもしれないと感じたのは大学時代。
友人や先生との会話が噛み合わなかったり、話の意図がかみあっていなかったり、「おかしいな」ということがたくさん発生しました。
発達障害は生まれつきのものなので、小さい頃から兆候はあるようです。
ただ、気付かず大人になってから診断される人も増えているとのことでした。私もそのひとりだったんです。
病気のことを祖父母に伝えると、私は小さい頃から忘れ物が多かったり、ちょっと気になることはあったと言われました。
でも祖父母にとっては「ちょっと変わった子」であり「普通」だったんです。私が子供の頃はADHDという病名もなかったかもしれません。
ADHDは「注意欠陥(欠如)・多動性障害」という名称で、名前からもわかるとおり、
・不注意
・多動
・衝動
という特徴があります。
それぞれの特徴についてもう少し実体験を交えながらみていきます。
不注意による仕事でミス連発が辛い!
私が一番強く出る症状が不注意でのミスでした。
上司や先輩には「失敗は誰にでもあるよ」とは励まされましたが、とにかくその数が多かったんです。
メモをとったり、帰宅してからも見直したりと私なりには努力していたつもりでした。
でも全然改善はされず、ちょっと気を抜くとまたミスをする、かといって気を張りすぎると疲れてぐったりしてまう・・・そんな日々の繰り返しでした。
あまりにも直らないので、長い目で見守ってくれていた先輩もだんだんと呆れた目になっていくのがわかり居心地も悪かったです。
ADHDは集中力が続かなかったり、忘れ物が多かったり、物をなくしやすいという特徴があります。
複数のことを同時進行するのが苦手なので、ひとつに取り掛かったらもうひとつは忘れてしまうなんてこともしょっちゅうでした。
加えて、好きなことには集中して時間配分が全然できてなかったなんてことも。
ADHDは片付けられない人が多いといいますが、私は片付けや整理はどちらかというと好きな分野でした。
それでも部屋が物でいっぱいになってしまうので、月に1回整理するという感じです。
仕事で一番困るのが、同時進行ができなかったり、頭の中で順序立てて計画を立てられないことです。
臨機応変ができないので、ちょっとハプニングがあるとどうにもならなくなったり、融通がきかなくて「十まで言わないとわからないのか」となんども注意されました。
また、忘れっぽいだけでなく、解釈を違えて捉えてしまうので、仕事ができない奴と思われていたと思います。
ADHDは落ち着きがない?思い込みが激しい?
ADHDの他2つの「多動性」と「衝動性」についてもみてみます。
ADHDはじっとしていることが苦手です。
この落ち着きのなさは会議の時に感じます。短い話し合いや活発に意見が飛び交う場であればいいのですが、静かで全然進行が進まない場だと手をいじったり、考えが違うところに飛んでしまいます。
話を聞いていないと思われるのもこれが理由かもしれません。
また、思い込みが激しく、思いつきで発言したり、衝動的に物を購入したりしてしまいがちです。
上司に相談せずに物事を決めてしまったりと仕事では困る事態になりやすいです。
プチの転職歴をまとめてみる
私は過去に6回転職を繰り返しています。
大学卒業から現在まで約5年間で6回だから1つの職場で働いた期間は約1年前後ということになりますね。
でも実際には3ヶ月や半年のところも多くありました。こうして数えてみると、自分でも異常だなと思います。
とりあえず経験した職種をまとめてみました。
・市役所の事務(臨時職員)
・電化製品の営業(アルバイト)
・健康ショップでの販売(正社員)
・病院での調理(アルバイト)
・高齢者施設での調理(正社員)
・社員食堂での調理(契約社員)
・コールセンターのオペレーター(派遣)
いろいろやってます。
あと単発バイトとかもやってました。工場勤務とかイベントの手伝いとか。
ADHDが仕事が続かないのはなぜ?
辞めた原因は主に人間関係です。
仕事が遅いというのもありましたが、それ以上に職場の人たちとコミュニケーションがとれなくて辞めました。
ADHDの場合、仕事内容もそうですが、職場の雰囲気や働く人もかなり重要で総合的に慎重に判断することが大切です。
とはいえ、職場にどんな人がいるのかというのは入ってみないと分からないので難しいところです。お局様みたいな人も必ずいるし。
仕事ができれば人間関係もスムーズにいくのかもしれませんが、ADHDの特性上か私は仕事が人より遅いんです。
なので、一番は病気を理解してくれる職場に入るか、自分の好きなことを仕事にすることじゃないかと思います。
ADHDが仕事を辞めると次が見つからない?
仕事は選ばなければ見つかると思いますが、今思うと妥協しちゃいけなかったなと思います。
社会保険完備はもちろん、給与も高めのところを狙っていましたが、中途採用は即戦力を求められます。
しかし、私は当たり前と思われていることができません。
前の職場でできていたことも、環境が変わるとどうしていいのか分からなくなり、「今までどうしてたの!?」と驚かれたりバカにされたり。
学生時代には「おっちょこちょい」で済むことが、社会人になると「どうしようもないやつ」というレッテルを貼られます。
転職の回数が多ければ多いほど次の仕事が見つかりにくく、当たるのはいわゆるブラック企業。馬車車のように働き、体を壊したこともありました。
短期間で仕事を辞めているので、転職活動も「こいつすぐ辞めるな」と思われ、新しい仕事もまともな会社からは採用されず、受かったところはブラック企業で体がついていかないという悪循環に陥りました。
ADHDが仕事を続けるために
ADHDが仕事を続けるために大切なことは自分の苦手なことと得意なことを知ることです。
多くのADHDと診断された方は、
・1つのことに集中すると周りがまったく意識できない
・複数のことを同時進行が苦手
・ルールに沿って行動はできるが突然のことに柔軟に対応できない
・話を聞いていない
といった特性があります。私もこれらのことが苦手でした。
逆に、
・子供や高齢者との相性はいい
・文字を書くのが好き
・イベントの企画や旅行の計画を立てるのが好き
・マイペースで1人でやる作業が得意
ということに気づき、これらのことを生かして現在はライターの仕事をしています。
仕事が続かない場合には今までの仕事の内容から、【得意だったこと、褒められたこと】と【苦手なこと】を書き出してみるといいかもしれません。
まずは自分を知ることがADHDが仕事をしていく上で大切です。